震災による菜の花村生産者の安否確認(5月20日現在)
まず、登米・栗原・大崎・涌谷・美里・一関方面の野菜の生産者御本人と、同居の御家族は、御無事であることをお伝えします。
以下、短くはありますが、生産者さん、業者さん、メーカーさんの安否です。不確かなことは書けませんので、わかる範囲に限られますことを御了承ください。
岩沼市・安倍さん(エノキ)
地震で設備の損傷が激しく、電気と水が止まった影響で生産をしばらく休むことに。
南三陸町 志津川アグリファーム(エレンギ)
代表の千葉幸教さんは、3月11日に、津波により亡くなられました。
アーク牧場(豚肉・加工肉)
設備の損傷と、豚の屠場の操業が止まったために、製造をしばらく休止しておりましたが、4月11日から取扱い再開。
田尻農産加工(加工肉)
工場は無事確認がとれ、4月から再開。
ハートフル牧場(ジャージー牛乳)
地震による設備の損傷と、停電で搾乳ができなかったために牛にストレスがかかり、乳量が減でしたが、4月から再開。
佐藤蒟蒻店(山元町)
津波の被害はないが、水が止まったことと、燃料の灯油が手に入らないことで、製造休止していましたが、4月から再開。
パン工房麦(涌谷町)
震災直後、山形の実家に一時避難したものの、20日に涌谷に戻り、製造再開。
富谷もやし(富谷町)
震災後製造休止しましたが、4月11日より緑豆もやしのみ再開
のぞむ屋(大和町)豆腐、油揚げなど
比較的早くから製造再開。
村田町 グリンパール納豆
設備の損傷や、原料調達の都合などにより、製造休止していましたが、4月18日から再開。
唐桑町 貫正(海草・魚)
御本人・御家族とも無事。取引を4月第3週から再開。
陸前高田 八木澤商店(岩手丸むらさき醤油・黄金さんま缶)
江戸時代より続く蔵だけを残して、社屋は全壊。従業員の中にも行方不明の方が。若社長は再建を目指す覚悟。
栗原 太平昆布(黒とろろ昆布・なっとう昆布・早煮昆布など)
本社は栗原で無事だが、岩手県宮古市の工場が津波で全壊。従業員の中に行方不明の方。
陸前高田 酔仙酒造(米焼酎陸前)
津波のため、社屋・酒蔵とも全壊。社長さんは無事だが、行方不明の従業員を探し続けている。
七ヶ浜町 星海苔店(おやつ海苔・焼き海苔おにぎりの恋人など)
御家族全員無事。津波当日、御主人と息子さんは海で作業されていたが、御主人が「今日は気がのらない」と、お昼で自宅に戻る。それが幸いして津波にあわずに済んだ。養殖場は全滅のため、摘んであった海苔の在庫をまわしていくことに。製造再開は未定。
塩釜市 遠藤蒲鉾店(おでん種セットなど)
5月より製造再開しました。菜の花村へは5/30~納品スタート。
地震直後に、「津波が来るからみんな帰りなさい!」と、従業員を全員帰し、電気・ガス・水道、すべての元を止めて、鍵をかけ、社長さん御夫妻も高台にある自宅に避難。全員無事。
工場にも津波の水は入らなかった。ただ、地震のため、設備の点検に時間がかかりました。
南三陸町 ヤマウチ鮮魚店
津波のため、町内にあった3つの店と、工場、自宅は全壊。社長さん御一家は避難して無事。現在は避難所におられる様子。詳しくは、「ヤマウチ鮮魚店」のホームページ、店長ブログを御覧ください。
以上、拙くはありますが、今わかっていることだけをお伝えしました。また、抜けや、時間がたったことによる、現状の変化などがあるかもしれませんが、御容赦ください。その後の情報は、通信や菜の花村ホームページで、随時お知らせいたします。菜の花村は、こんなにたくさんの生産者、業者さん、メーカーさんに支えられているんだということを、哀しい形で再認識させられることとなりました。
配達再開にあたってのお知らせとお願い
生産者の安否情報のコーナーを御覧になっていただいたように、休止中のところが多く、また、関東以西や北海道方面からの商品の入荷が不安定であること、多々の理由で商品の種類、数量とも、少なくなっています。今後、商品によっては、ご注文いただいても、断りなくお届けできないことも考えられますことを、前もって御了解ください。
連絡がつかなかったお客様はお休みとさせていただいております。配達再開・つうしん・注文書ほしい方は御連絡ください。
一時業務停止となった関係上、御予約品の記録が抜け落ちていたり、御注文品が二重になっていること等が考えられます。お気づきの点はお申し出ください。